テーマ
Ad astra NAGATA100
「躍動する人間力“智徳体”の創造」
―――神撫教育が伝え続けるもの―――
コンセプト
母校創立100周年という節目に、創立時に近藤英也校長の示された教育理念を再認識するとともに、これまでの歴史の中で築き上げてきた母校の実績と評価を総括する。また、その理念である「智徳体の調和的発展」「職業的方向の自覚」「生活の指導原理の把握」の実現を目指した教育は、時代の変遷とともにその具体的な事象には大きな変化はあるものの、その本質においては不変であることを明らかにする。「Ad astra」は、神戸三中時代に卒業生に贈られていた記念メダルに表記されていたラテン文字で「星に到らん」という意味で、ラテン語の「Per aspera ad astra」(困難を克服して栄光を獲得する)に由来する。長田高校の校歌にも織り込まれているもので関係者には琴線に触れるフレーズとなっている。このメダルは現在でもその復刻版が長田高校卒業時に配布されており、同窓意識を高めるものである。「NAGATA100」は創立100周年を迎えた母校を示している。「星に到らむのぞみもて」の思いは、これまでの100年そして未来永劫、そのような思いを在校生、卒業生に持ち続けてもらいたいという願いを表している。
そして神撫教育が本質的に変わらないもので、今も近藤校長が目指した個性主義、自由主義教育は現にキャンパスに息吹いており「個性・自由」を尊重する一方で、その個性や自由は決して他との調和なくして存在し得ないもので「自律」する力を合わせ持つものである。そしてこのような校風の下で共に育まれる人格は、在校生、卒業生を問わず、固い絆で結ばれながら、国内外を問わず活躍する人材へとつながる。
このような思いを込めて「躍動する人間力“智徳体”の創造」、副題として「神撫教育が伝え続けるもの」をテーマとする。